はっきりお化けと確信できるものは見たことがありませんが、
それより怖い出来事が起こったことを忘れないうちに書いておきます。
あれは、小雨の降る中央自動車道。
目指したのは、
長野、戸隠神社でした。
岐阜から長野に入ったあたり、見通しの良い直線道路、
一台の車を追い越すため加速した時、
運転している夫が、
急ハンドルを切るんです!
高速走行で急ハンドルは何事か!
とそんなこと言ってる場合でなく、
夫は右に左に!
まるでゴーカートに乗ってるようにハンドルを切る切る!
走行車線道幅フルに使って蛇行運転です。
助手席の私は何が出来ましょう。
「来ないでください!離れてください!」
「来るなー!!」
このまま事故ってしまうにも巻き添えだけは避けたい!
振り返ると、この気の狂ったような車から後続車がどんどん離れていきます。
そして
夫は、極端に振れるハンドルを戻しながら、
車が元に戻るまで耐えました。
そう、死にかけました。
路面と橋などの継ぎ目に金属製のジョイントがありますね。
恐らく、そこでハイドロプレーニング現象が起こったのでしょう。
タイヤは新しく、溝はしっかりあります。
問題は、スピードです。
夫は見かけによらず、ちょいワル飛ばし屋、、、、、
戸隠神社奥社に咲くギボウシ、
私が今まで見た中で一番綺麗なギボウシでした。
カンカン照りの毎日、
雨が恋しい気分ですが、
突然のゲリラ豪雨、
高速走行は飛ばしては危険です。
それからは、
私は安全走行のための「自動音声」になったつもりで、
「ハイ、深く長いカーブ!」
「スピード出し過ぎー!アカーン!」
と、寝る間も惜しんでナビゲートしています。
今だから語れる、
本当に死んでいたかもしれない怖い出来事。
死ぬとわかっていたら、もうちょっと小綺麗にしときたかったw
まだまだ恩返しが終わっていない。
自分の時間をフルに使って、
今日も懸命に生きていかないと、
なんて思う時、
あの怖い出来事を思い出して生きて帰ってきた意味を自分に問う材料にしなくっちゃ。