散歩の予定
先日のふるさと散歩では、
築100年の家が頑張っていました。
これは元同級生の家で、何度か遊びに行ったことがあります。
当時は玄関の木の引き戸が障子になっていて、防犯なんて気にしなかったのでしょう。
よいしょッと扉を開けると土間。昔の家は家の中に土の匂いがしました。
私はふるさとの様変わりを見届けたくて年に数回散歩にやってくるのですが、
この壁が、
この壁がどんどん落ちていくのが気になるんです。そのうち取り壊されやしないかと。
納屋のようです。
朽ちていく姿にもちょっと威厳のようなものを感じたりしています。
パーツが外れる?と言うのが無くて、
どさっと落ちるんですね。。
朽ちる前に写真に撮りたいんです。
これは多分昭和40年代ごろの学生アパートですね。
木枠の窓とサッシの窓が混在していた時代ですね。
レトロで心がトロトロになります(笑)
北白川通りを挟んで山手は地主農家が多かった。
敷地に木造アパートを建てて、
学生に間貸ししている家が多かったのです。
風呂無し、共同トイレ炊事場です。
もの思いながら歩いていたら、
なんだ?あれは?
顔はアンパンマンで
からだは仮面ライダーにも見える!
これはタイちゃんが喜びそう!いや、「ちがうよ!」って言われそう?
こういうものが有ったり、どこからどこまでが誰の領域なのか?この路地は通っていいものか否か?
そんな緩い環境を走り回って遊んだ楽しい記憶がムズムズ呼び覚まされます(笑)
こんなところですが、
百貨店社長の別荘が有ったり、
これは足袋(靴下)メーカー社長の別荘でした。
子ども心にこの広さに感動しました!
昭和生まれの赤ん坊だった私がばあさんになり、
たまにやって来てもさほど変わらぬ風景に出会えるのは、
この恩恵があるからだと思います。
それをわかっていたので亡父はこの場所を選んだのでしょう。
今は新しい場所に居ながら、それでも時々心は昔へ散歩に行こうと言うのです。
この散歩、夫には興味が無いので今のうちに一人でコッソリ出かけようと天気予報と予定と睨めっこしながら手帳に「昔さんぽ!」と書き込みにんまりしています。
by marrone-marrone
| 2020-11-26 17:21
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