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金沢 ひがし茶屋街散策



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昔、五木寛之さんがこの界隈を散策しておられた映像がずっと心の中に残っていました。

それで、今回金沢へ出かけることになって最初に訪れたのがここ「ひがし茶屋街」
茶屋街の入り口には大型観光バスが停車。
国内外のグループ旅行の人の波の隙間に最初に見つけた「お気に入り」がこれ!


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コールドパーマ……いつからここにあるんだろう。。

写真を構える私の背後から、
「おもしろいもん、撮るねえ~」と年配の男性に冷やかされた。
(私も十分年配ですけど、真面目に撮っているんですよ~!)

このひがし茶屋街は1820年、当時の藩主前田斉広(なりなが)が点在していたお茶屋をここに集めて公認の遊里としたのが始まり。
当時は、板塀に囲われ入り口には木戸が設けられていたそうです。




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建物は、雪国の風雪をしのぐためか開口部が小さく、ガラス戸は二重になっています。

一階は住居、二階が宴席で身の安全とプライバシーを守るため一見さんは固くお断り。
そして一回の宴席は、「お線香二本分」と決められていたとか。
お線香一本45分。
その二本分ですから90分ということです。
この言い回しは現在も使われることがあるそうです。



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お茶屋文化館

ここは、「中や」と言って500円の入館料を払って入って見ました。
撮影禁止でした。

やはり二階がお茶屋のしつらい。
赤い土壁、深く青い土壁で上流町人の社交場となっており、武家や僧侶は立ち入りが禁じられて。。。。
(ホンマかいなあ~??)なんてちょっと思ったりしたら、やっぱり!
なんと!こっそり着替えて変装してまで此処にやってくる者もあったと聞きました。

一階は、黒髪を飾った櫛やかんざし、加賀蒔絵、象嵌、九谷焼の道具類が多数展示されています。
大きな虫眼鏡でその繊細な文様の美しさを見るだけでも価値があります。

さて、表に出れば





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現在は、しゃれたカフェが点在しています。


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そして、


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此処は、金箔屋さんの店舗。
もとは、お風呂屋さんだったのを改装して、金箔をちょこっと施した色々な商品が並んでいました。
ちょこっとですから私にも買えます。
金箔の裏紙を利用したあぶらとり紙や、金平糖にちょこっと金箔。

驚いたのは、パウンドケーキの上が全面金箔っていうの。
眩しすぎて食べれません~。
外国の観光客が多かった。

お店の前は広場のような空間がとってあり、これは昔から変わらず火災の類焼から守るための知恵。
「広見」と呼ばれるそうです。

さて、この後「まいどさん」というボランティアガイドさんと出会い、残り30分を案内してもらうことにしました。
続く。。。

by marrone-marrone | 2014-10-31 15:03 | ひとりごと | Comments(0)