突然のお客さん

買い物から帰って重い荷物を家の中に運んでいるとき、
視界にものすごく背の高い外国人の男性の姿が入る。

やがて近づいて、私に向かって英語で話しかけてくる。。なんかよく分からないけれど、名前を聞き取った!
やあ~!!
ハグハグ~

小さかった頃、子どもアトリエに通っていて、うちの子供たちとも遊んでいたJ君。
穏やかな表情で私を見下ろしている。
そして、ちょっと下手になった日本語で、でも丁寧な敬語で話すので…
私は、どうして良いのか戸惑ってしまう。

ここから引っ越してからのストーリーを聞いて…
一緒に写真も撮って、
用事があるから帰ると言う…

だけど、暫くしたら、トイレを貸してとやって来た。
よしよし、とそのままお茶を一緒に飲む。

アトリエを懐かしそうに見たり、あの頃の我が家の子供たちの写真を携帯に納め、
彼がコンビニの袋の中を見せる。。。



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その中には、ユキヤナギの花がいっぱい入っていた。

此処の匂い、小さい頃の思い出の匂いだと言って袋の中に顔をうずめて私にも匂いでみてと言う。

お昼はどうしたの?と聞くとコンビニのおにぎりだったらしい。
それで思い出したのか、一つある草餅を私にあげると言う。
彼は小さい頃からお団子や和菓子好き。
いくら大きくなってもそこは変わりないらしく、その楽しみを貰うわけにはいかない。
だけど、気遣いがいじらしい。

電話もしないで来てごめんなさいなんて言う。


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今は小学校で英語を教えたり、陶芸も習っているんだよと教えてくれた。  幸せに暮らしている。

帰り際、もう一度ハグしようというとき、私には玄関に下りないでと。背丈の違いがありすぎるから。
写真を撮るときも坂の上側に私と指示する気遣い。

そして肩もみ、うまいんだ!と揉んでくれた手は、とっても大きくだけどソフトで優しかった。
玄関のドアを開けっ放しにしていたら、ムシが入るから閉めて下さいと。
そこから、ムシと青い色との関係の話に入っていったけれど、話は何を言っているのかよくわからなかった。
けれど、話しているを見ていたいのでついふんふんと相づちを打った。

子どもは成長するんです、そんな当たり前のことや家族が愛情を注いで育ててやる大切さを改めて思いました。
まっ白のユキヤナギが満開の緑道に彼の赤いTシャツが消えていきました。

ふと、映画「フォレストガンプ」を見終わった後の気持ちになりました。

by marrone-marrone | 2014-04-09 07:33 | ひとりごと | Comments(0)