比叡山雲母坂の麓 一乗寺散歩
前回アップした「京都薬用植物園」
そこだけで家路につくのはもったいない…
その界隈、一乗寺という所は名所旧跡多く、私自身の故郷でもあるので、懐かしい気持ちでぶらぶら散歩をしました。
まず、名所へ行くまでの通り道に今も昔と変わらない姿で迎えてくれるこのあたりの農家の景色を…
今、此処に電柱がなく、砂利道だったら…日本髪を結った女性や、袴姿の男性が立っていても違和感がない…
この地は、洛中からもさほど離れず、比叡山の山裾の静けさを求め文人、俳人などの隠棲の地として好まれていたようです。
後でご紹介したい「詩仙堂」もその典型で、徳川の武将 石川丈山が鎧を脱いでこの地で90までの齢を心豊かに過ごした所。
石川丈山が生きた時代まで遡らずとも半世紀単位でもさほど風景に変わりがないのは、有り難いことです。
歴史の中に今の人の暮らしもうまく重なっている…
住んでいた頃は、バス停から遠い!道が細い!などと文句を言っていたけれど、やはり自分の愛する場所に立つと心が安らぐように思います。
いつか、夕陽が落ちるまで此処に居たいと考えていたけれど、そうすると家事に支障を来すのでまたそのうちにと思っていた。
ところが!急遽、親戚がやって来て、京都を知らない人なのに宿を曼殊院近くにとっていると言う。
というわけで、
私は、ここのところ愛おしい場所に通い詰めておりました。
美しいモノ、不思議なこと色々ありました。
よろしければ、私と従姉のお散歩にまたおつきあいください。
比叡山と民家
この畑が、この次来た時も残っていますように…
半世紀変わらぬ景色の一コマ。
by marrone-marrone | 2013-10-01 09:02 | 京都おでかけ | Comments(0)